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宗教二世が宏洋氏への批判に思うこと……役者としての務めを果たしただけ!

2018年10月29日

新宗教二世である私は、基本的に「私に信仰心が無いだけであって、宗教を否定するつもりはないし、信者を否定するつもりもない。宗教を誰もが選べて、信じたい人だけが信じる世界であってほしい。」という信条を持っています。

しかし、自分の信条を破ってでも書きたいことができました。

幸福の科学の教祖である大川隆法氏の長男、宏洋ひろし氏の周りで起きている出来事についてです。

この記事では、宏洋氏をめぐる話題について、私の意見を述べます。

注意

この記事の内容は、あくまでブログ投稿者『にに』の一意見であり、インターネットの情報や憶測、ににの経験や感情から作成されています。

特定の宗教を誹謗中傷するために書いたものではありません。

また、この記事によって起きた損害などへの補償は出来かねます。

もし間違った情報が含まれていた場合には、コメントやお問い合わせ、Twitterなどからご連絡ください。

全てにご了承いただいた方のみ、続きをお読みください。

 

宏洋氏の周りで起きていること

そもそも幸福の科学や宏洋氏について知らない方のために、私がわかる範囲での解説をします。

もし間違っている部分がありましたら、お問い合わせフォームなどにご連絡をお願い致します。

【既に知っている方は、こちらをクリックしてスキップ】

 

幸福の科学とは

幸福の科学は、1986年に立教された新宗教のひとつです。

信仰の対象は、エル・カンターレと呼ばれている至高神で、全ての神々の主であり、仏陀はエル・カンターレの分身であると説いています。

そして、このエル・カンターレの現代での姿が、この宗教を設立した総裁、大川隆法氏なのだそうです。

つまり、信仰対象は実質、大川隆法氏であるということになります。

 

宏洋氏とは

宏洋氏は、大川隆法氏のご長男であり、タレント・アーティスト・映画製作・役者・YouTuber、お笑い芸人(!?)など、多岐に渡った活動をしている方です。

一般企業で3年間勤めたのち、「ニュースター・プロダクション」という、幸福の科学が母体の芸能プロダクションの社長に就任し、教団職員として勤めましたが、約1年で退きました。

芸能活動開始当初は「大川宏洋」という名前での活動でしたが、2018年7月から芸名を「宏洋」に変更し、宏洋企画室という個人事務所を立ち上げ、芸能活動を続けています。

 

宏洋氏のYouTube動画

そんな宏洋氏がYouTuberとしてデビューしたのが、2018年8月23日のことです。

その後、宏洋氏は映画のレビュー動画を投稿していましたが、世間の興味の対象が「宏洋氏と幸福の科学の関係」に集中しました。

そこで宏洋氏は、視聴者からの疑問に答えるため、現在の幸福の科学との関係について、動画を投稿しました。

その動画の内容は、先ほどの動画よりもさらに衝撃的かつ、ユーモアあふれる内容となっています。

これに対し、幸福の科学は『「大川宏洋氏のYouTube動画」についての幸福の科学グループ見解』を発表し、宏洋氏の発言を否定しました。

 

その後も、宏洋氏が幸福の科学の見解を否定する動画をアップロードしたり、幸福の科学が宏洋氏の新住所を突き止めて訪問したり、宏洋氏の動画が権利者の申し立てにより削除されたり、宏洋氏の生霊の霊言が教団内のみで販売されたり……。

現在進行形で様々な出来事が起きています。

 

宏洋氏への批判に思うこと

宏洋氏の動画には応援のコメントが多いですが、中には宏洋氏の行動を否定する方もいます。

しかし、私はそのコメントが的外れに思えて仕方がないのです。

ここからは、宏洋氏について見られた批判について、私の意見を書いていきます。

 

お金について

まず気になったのが「信者から巻き上げた金を返せ!」「宗教と縁を切ってエンタメでやっていくなら、教団職員時代のお金を捨てたら?」というコメントです。これ、「宗教」が絡んでいるから本質が見えていないだけだと思うんです。

このように考えている方、まずは「宗教」について一旦忘れてください。その上でお聞きします。

父の企業に勤めていた息子が独立するとき、企業勤め時代の給料や、父から与えられていたお小遣いの貯金を、父に返還するべきだと思いますか?

「はい」という方には「そうですか」と言うしかありませんが、「返す必要はない」という方は、なぜ「必要ない」と思いますか?

ちなみに私は「企業勤め時代の給料はその時の働きそのものへの対価だし、家族間の金銭のやり取りについて、外野から言うことは何もない。」と考えています。

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この「企業」が「教団」であるだけで、なぜ批判の対象になるのですか?本質は一緒ですよね?

 

教団職員時代の発言について

動画へのコメントや幸福の科学の公式見解に「宏洋さんは教団職員時代に○○○○と発言をしていた。」というものがあります。

これも「宗教」が絡んでいるから、ややこしくなっているだけだと思います。

もしあなたが父の企業に勤めている息子または娘で、重要な役職が与えられているとします。

そして、あなたは父の企業理念に疑問を持っていますが、社員や株主、企業のファン全員に向けて、大々的に発言をする場を与えられました。

あなたはその場で、父の企業理念に抱いている疑問を堂々と発表しますか?

私だったらしません。

そんな場で発表したら大混乱が起きて、企業そのものの評判が下がること間違いなしです。

こういう場では、とりあえず自分の考えは一旦置いておいて、企業の重要な役職者として仕事を全うするべきだと思います。

父の仕事の邪魔はしたくないですし、もし我慢できないほど疑問が大きくなったら、その時は別の企業に転職します。

……さて、先ほどと同じように「企業」を「教団」に戻します。宏洋さんは、職員として仕事を全うしていただけではありませんか?

 

たくさんの信者さんに向けて発言をする場で「私は幸福の科学を信仰していない」と発言したら、罪のない信者の方々に大きなショックを与えます。

信者さんのためを思う宏洋氏は、自分の心に蓋をして、役職者として信者の方々のためになるような発言をしたのだと、私は考えています。

そして教団の職員をやめた今なら、幸福の科学を信仰していなかったことを明かしても許されると思っています。

私なら、父の企業から独立した息子から「実は、父の考えに疑問があったから独立したんだよね。」と言われても「へーそうだったんだ。これから頑張ってね。」としか言いません。

 

そして宗教二世である私は、宏洋氏の気持ちがちょっとだけわかります。

熱心な新宗教信者である母に宗教の集会に参加させられ、発言するよう言われた私は、「信じている人」になりきって精一杯いい発言をしました。

そんなことが数えきれない程ありました。

この行動は、信じていない二世にとって、とても大きな心の負担となります。

心を無にして、好きでもないものを好きなふりをして、役者として演じ切らなければいけませんからね。

私は事実、心を病みました。

それが「教祖の息子」ともなれば、より信者のためになるような説法をし、より素晴らしい発言をしなければいけないでしょう。

「教祖の息子」としての演技を全うした彼は「名役者」であると私は思います。

 

宗教を利用している?

また「宗教を利用して売名するな」という発言も見ました。

これも宗教二世としてはちょっと悲しいです。

宗教二世は、生まれたくて宗教家のもとに生まれたわけではありません。

こどもは生まれる家を選べません。

幼少期から教えられたことや与えられたもの全てをリセットすることもできません。

持っているものを活かして生きていくことは罪ですか?

 

私は先日、母が信じている宗教を退会することができました。

辛いことも多かったですが、宗教の中で得たものもあります。

私には、宗教二世として生まれて辛い思いをしている人の気持ちが、そうではない人よりちょっとだけ多くわかります。

 

宗教から与えられて、やめてからも持っているものがプラスになることがあっても、全く問題ないと思います。

それはあくまで捨てられない過去の副産物だと私は思うのです。

 

新宗教信者のもとに生まれたのは不本意ですし、宗教はやめました。

しかし、過去は消せません。

だから私は、過去は事実としてだけ捉え、「元新宗教二世のにに」として、これからを生きていこうと思います。

 

ににどっとねっとは宏洋氏を応援します

宏洋氏は「大川宏洋」ではなく「宏洋」として、エンタメの世界で生きていこうとしています。

しかし、幸福の科学との揉め事が続き、仕事の妨げになっているのが現状です。

ににどっとねっとは、宏洋氏が幸福の科学と完全に切り離された「エンターテイナー」として生活できる日が来るよう、応援しています。

 

余談

なぜ自分の信条を破ってまでこの記事を書いたか?

実は私、宏洋氏の容姿や言動、考え方がめちゃくちゃ好きなんです……。

理知的だしユーモアもあるし、何より顔が好みだし……。

宏洋さん、大好きです!映画レビューも全部見ました!お金に余裕あるときにDVDとか買わせてくださーい!

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