真如苑主催のツアー旅行「団参」とは?不真面目な信者の団参思い出話

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10月19日から家族旅行で海外に行ってきます!

[st-kaiwa1]やった~!楽しみだなあ!思いっきり羽根を伸ばすぞ![/st-kaiwa1]

……という気持ちには正直言ってなれません。

この旅行、母が信仰している真如苑の行事に行くためのツアーなんです。

この記事では、真如苑で行われているツアー旅行について、身バレ覚悟の上で概要をお伝えします。

私は不真面目な信者だったため、ここからは不確かな情報も含まれている可能性が高いです。

間違いに気づいた方は、コメントやお問い合わせ、Twitterなどにご連絡をお願い致します。

また、この記事に真如苑を否定する意図はありません。ご了承の上、お進みください。

目次

真如苑の「団参」とは

私の母が信仰している宗教では、旅行ツアーが頻繁に組まれ団参だんさんと呼ばれています。

恐らく「団体参座(団体で真如苑の法要・イベントなどに参座すること)」の略だと思われます。

団参は、ざっくり分けると2種類あります。

地方在住者向けの国内ツアー

真如苑では、東京都立川市柴崎町にある聖地「親苑おやその(総本山である真澄寺しんちょうじのこと)」に行くことは身が清められるとても重要な行いと言われています。

教団内の大きな行事は、ここか応現院おうげんいん(立川市泉町にある超巨大施設)で行われることが多いです。

行事の様子は全国の教団支部内で生中継されるので、親苑から遠い信者は近くの支部に行き、テレビ画面に向かって祈りを捧げます。

ミュージシャンの大きなライブと生中継を結ぶ、地方の映画館でのライブビューイングをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

しかし、ライブは中継じゃなくてその場で見たくなるのがファンというものですよね。

教団側もそれがより良い行いだと言っているのだから、なおさらです。

というわけで、真如苑では地方に住む信者のために、聖地巡礼ツアーが組まれます。

このツアーは、行事に合わせて週末に組まれることが多いです。

行事以外の時間は近場にある別の教団施設にバスで移動し、見学やお祈りをして過ごします。

なので、自由時間がとても少ないのが特徴です。

海外行事のためのツアー

私の記憶が正しければ、海外での行事は年に1回ほどで、そこまで多くありません。

真如苑では、現最高指導者である継主様けいしゅさまが伝統宗教のお偉い方と交流する行事や、海外でフェスのような行事を開催します。

今回の場合は後者で、野外で楽器の演奏やショーなどが催され、その後に宗教的な儀式が行われます。

このような行事はだいたい1日で終わることが多いです。

しかし、おそらく「せっかくの海外だから楽しんでほしい」という真如苑側の考えがあってなのか、日程が緩く組まれており、国内旅行よりも圧倒的に自由時間が多いです。

今回の場合、3泊4日で宗教行事は1日分のみなので、移動日を除いてまるまる1日自由になる日があります。

その日の自由選択オプションとして、普通の旅行会社が用意してくれた1日観光ツアーが組まれているみたいです。

しかし、今回は諸事情により観光ツアーへの参加はやめることにしました。

無信心だと団参のここが辛い

真如苑が大好きで大好きで仕方ないという母にとって、団参はとても幸せな旅行でしょう。推しのファンクラブ主催親睦ツアーみたいなものでしょうからね。

しかし無信心の私にとってはとても憂鬱なものです。特に今回は、信じてもいない宗教の行事のために逃げ場のない海外へ行き、まる1日付き合って信者のフリをしていないといけませんし……。

ここからは、今まで団参に何度も参加させられた私が辛かったポイントをお伝えします。あくまで不真面目で信心皆無だった私の思い出です。

国内ツアーは自由時間ほぼゼロ

真如苑の総本山は東京にあります。

北海道在住のため、せっかく海を挟んでいて中々行くことのできない本州に来られたのに、1泊2日旅行の予定はだいたい真如苑のお参りで埋まっています。

行ってみたい場所に行けない、遊べない、会いたい人に会えない……。

友達に「東京に来てるの?近いじゃん!会いたいな~!」と言われてもそんな自由はありません。

東京には何度も行ったことがあるはずなのに、実は東京タワーもツカイツリーも見に行ったことがありません。

バス移動中にちらっと見えたことがあるくらいです。

今回の旅行は海外旅行で自由時間が多いため、そういった意味では救われています。

少ない時間でできるだけ海外を楽しめるよう、自由日の家族の予定は宗教に絡むことが無いよう計画済みです。

他の信者との付き合い

私はそんなに人付き合いがうまくない人間なので、考えの合わない信者のみなさんと常に交流をしないといけない状況下に置かれるのは、本当に辛いです。

教祖とその家族たちや現指導者の素晴らしさ、真如苑を信仰している噂のある芸能人の話などを聞きながら1日過ごさなければいけません。

しかも、この旅行にはたまにレクのようなものが組み込まれていたりします。

もちろん真如苑に関してのレクです。

普通の信者さんなら素直に楽しめるものになっていますが、信心皆無の私にとっては、最終的に「真如苑最高!」「継主様に感謝!」という結論に持っていくための思考力や演技力が問われる場です。

ある意味、私は面接などに必要な話術を真如苑によって鍛えられたと言ってもいいかもしれません。

お酒が飲めない

信じてもいない宗教まみれの1日を過ごして「やってられるか!夜はホテルで晩酌だ!」とお酒を買おうとしたら、絶対に止められます。

信者の皆さんいわく「継主様は遠くから来る私たちの無事を常に祈ってくださっている。無事に帰るのが私たちの使命だから、羽目は外せない。お酒なんてもってのほか!」だそうです。

[st-kaiwa1]理屈はわかるけど……私に癒しはないのか……。[/st-kaiwa1]

これで最後になればいいな

こういうの、他の宗教では行われているんですかね?他の宗教の内情を知る機会はなかなか無いので、これを読んでいる宗教の二世さんのお話をぜひ伺ってみたいです。

コメントやTwitterでぜひお教えください。

そして今回の旅行の最終日、両親と解散する時に、真如苑を退会したいという意思を書いた手紙を渡す予定です。

この旅行をもって宗教への関わりをやめ、正式な手続きをして退会させてもらいたいと思っています。

うまくいかなければ実家とは絶縁になるかも……。続報をお待ちください。

【追記】その後、両親の説得に成功し、宗教を退会しました。

真如苑と全く関係ない東京旅行にも行けましたよ!

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この記事を書いた人

新宗教「真如苑」の元二世信者で、多趣味なアラサー女性。円満に宗教を退会した現在は、宗教と適度な距離を保ちつつ生活中。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • こんにちは。初めまして。
    母親が真如苑の信者です(自分自身は二世ではないです)。
    高校生の頃は母親をなんとかして退会させたくて揉めたこともありますが、信心(洗脳?)を解くことはできず、いまは自分に迷惑がかからないならいいやと諦めています。
    真如苑は検索しても情報があまり出てこないため、困っていました。身内に信者を持つ者として、このブログは大変有益です。有難うございます。
    これからも更新楽しみにしています。

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